畑の中で異彩を放っているハーブ。


ギザギザとしたシルバーがかった葉っぱに薬効を秘めたメディカルハーブ(薬用植物)なのです。ハーブティーにして飲用すると胃の働きを助けて神経をも強壮する働きがあるようです。心身に働きかけるティーなのです。薬草茶と同じように乾燥させてからポットに入れ、熱湯を注いで35分蒸らします。


ティーの味は苦いです!ミントとブレンドすると飲みやすくなります。ですがその苦味成分が肝臓の働きを強めます。コレステロール値の上昇を抑える作用もあるようです。



つぼみは固い肉厚の苞(ホウ。ガクの部分)に包まれています。

アーティーチョークのつぼみ

この苞の形が犬の歯に似ていることから、学名にラテン語で犬の歯を意味する名前が付いています。


このつぼみを食べるレシピをご紹介。

     つぼみの先を切り、1つ1つの苞の尖った部分を丁寧にハサミで切り取ります。縦半分に切り、中心部分の紫色の部分を削り取ります。

     鍋に塩と輪切りにしたレモンを入れ、①のつぼみを入れ一緒に茹でます。30分ほど。

     オーブンを220度に予熱しておく。②にマリネ液(EVオリーブ油+塩+コショウ+ニンニクみじん切り)をまんべんなく塗る。

     オーブンで2025分ほど焼いてできあがり。

アーティーチョークをグリル

中心部分がホクホクとして美味しいのです!


イタリアンではバルサミコ酢などお酢に付けて頂くのが好まれるようですが、アメリカではマヨネーズなどを付けて食べるのも好まれているようです。

ワインに合いますね~お試しください。



ただいまハーブガーデンではコーンフラワーが花盛りです♪

カモマイル(ジャーマン)の花が終わってくると、今度はこのコーンフラワーの出番です。秋まきの1年草ですので、9月~10月ごろに種をまいて霜が降りる前に苗を大きくしておきます。


和名のヤグルマギクは、花の形がこいのぼりの竿の先に付いている矢車に似ていることから付いた名と言われています。


 


とれたて市場さんに出荷していますが、キャッチコピーは「花びらをほぐしてサラダに散らして!」です。そうなんです、食べられる花(エディブルフラワー)なのです。

サラダのプレート

 


ナスタチュームのようにしっかりとした味はありませんが、色はピカイチ!


いわゆる水色や、紫色、赤みがかかった紫の花は多いですが、このような鮮やかな青色というのはなかなか無いのでは?!と思うのです。


 


花をポットに入れて10分ほど蒸らした抽出液は、収れん作用(引き締め。アストリンゼント)や消炎作用があるので、ローションにしたり口内炎のマウスウォッシュにできます。


 


ハーブティーですとペパーミントなどのミント系や、レモンバームなどのレモン系とのブレンドが飲みやすいです。


そうそう、某紅茶会社では茶葉にこのヤグルマギクのドライをブレンドさせて、「アールグレイ」ならぬ「レディー・グレイ」として販売していますね。なかなかおしゃれです♪

紅茶に浮かべたコーンフラワー

(紅茶に浮かべています。しっかりと有効成分を抽出させたいなら、ポットに入れて熱湯を注ぎ3~5分蒸らします)

 



マロウは、アオイ科の2年草扱いのハーブです。和名はウスベニアオイ。変種にゼニアオイがあります。こちらは江戸時代に日本に渡ってきた品種です。


マロウの袋詰め

5月ごろから活発に成長を始めて、秋まで次々と花を咲かせます。草丈は1mから1.5メートルくらいまで伸びる大型になるハーブです。花は鮮やかな濃いピンク色をしています。


花はハーブティーに使われますが、葉も薬効が高く呼吸器系や粘膜を保護したり、便通を改善したりなどがあります。ゆがいて和え物にするのが食べやすいようですね。バター炒めなどでも頂けます。


花、葉、根の全草を薬用や野菜として利用できるために、古代ローマ時代には畑や庭にマロウを必ず植えるように、という布令が出されたこともあったようです。


マロウの仲間には、マシュマロウ、ムスクマロウ、などもあります。マシュマロウもメディカルハーブ(薬用植物)として扱われています。


 


さて、使い方ですが、ハーブティーでのポイントをお伝えしますね。


とれたて市場さんでは、摘みたてのマロウの花を袋詰めして出しています。


できればドライハーブにしてから袋詰めしたいのですが、やはり旬の時期にしか見られないフレッシュハーブを見ていただきたいのです!

マロウ(ウスベニアオイ)

鮮やかなピンク色を見るだけでも気持ちが明るくなると思いませんか?


この花を1週間ほど乾かしたものがこちらです。

マロウのドライ

濃い紫色のドライハーブになります。


こうした状態にしておくと保存がききます。密閉容器に乾燥剤を入れて冷暗所に置いておきます。保存期間は1年ほどです。色が退色したら有効成分が失われたサインですので処分の目安になります。


カップに花を1~3個ほどを入れ、熱湯を注いで34分蒸らします。ブルーの色が出てくれば出来上がりです。花の数が少ないと薄い青色に、多いと濃い青にでます。時間の経過とともにブルーからグレーへと色が変化します。

マロウティー

ここにレモン汁を垂らすと、今度はブルーからピンク色へと変化します。「夜明けのティザーヌ」と言われるサプライズティーの出来上がりです。(ティザーヌとは仏語でハーブティーのこと)


他のハーブとブレンドするとクリアな青色になりません。シングルで入れると味があまり無いのでブレンドはしたいのですがね。


また、水出しができます。

水を注いで冷蔵庫で冷やしておけば色持ちが良くなります。水出し茶はその日のうちに使いきってくださいね。


 


きょうは、今季初のバジルの出荷をいたしました。

バジルの出荷

バジルは人気がありますね!昼間にバジルの追加はできますか?というご連絡を頂きました!きれいな葉は今回の分であらかた取ってしまったため、次回の出荷はしばらく時間がかかりそうです。

悲しいかな、露地栽培の野生児たちなので、自然まかせなのです。


ジェノベーゼを作るには結構な量のバジルを使いますが、少量の葉で作れる「ケーク・サレ」(塩味のケーキ)も美味しいですよ♪作り方をご紹介しますね。


ケーク・サレのレシピ


材料:


ドライトマト・・・2~3枚(お湯でもどす)


バジル・・・・・15~20枚(粗く刻む)


松の実・・・・・20g(軽くロースト)


卵・・・・・2


牛乳・・・・・80ml


EVオリーブオイル・・・60ml


グリュイエルチーズ・・・80g(すりおろす)


小麦粉・・・・・100g


ベーキングパウダー・・・小さじ1


 


  1.      ボウルに卵を溶き、牛乳を加えてよく混ぜる。

  2.      ①にEVオリーブオイルを少しずつ加えながら混ぜる。

  3.      ②にすりおろしたチーズを加え、かたまりがが無くなりトロリとするまでよくませる。

  4.      ③にドライトマト、バジル、松の実を加えてさっくり混ぜる。

  5.      ④に小麦粉とベーキングパウダーをふるい入れ、塩2つまみ入れ、さっくりと混ぜる。

  6.      ⑤を型に流しいれ、空気抜きをして、180℃に予熱したオーブンで30~40分焼く。

ケーク・サレ

(パウンド型に入れて焼きました。写真では色があまりきれいではありませんね・・・汗)


・松の実がなければナッツ類でもOKです。

・⑤で、塩2つまみ入れていますが、好みで加減してください。

・グリュイエルチーズの代わりに、 ゴーダチーズ、エメンタールチーズ、パルミジャーノ・レッジャーノ、コンテ、などでも良いです。ハードチーズは硬いので、すりおろすのが大変ですね。すりおろされているパルメザンチーズを使うと楽です。ハードチーズにこだわらずカマンベールやクリームチーズを使っても美味しいです。好みで選んでくださいね。

・朝食、ブランチに合いますよ~♪



きょうは朝から雨降りでした。

この時期の雨は、ひと雨ごとに緑が濃くなってゆきます。自然の動きを感じられる時期です。


きょう、とれたて市場さんに出荷したハーブは、

・イタリアンパセリ

・コリアンダー

・ビーツ

・フレッシュハーブティー

です。

花芯のふくらんだカモミール

(カモミールは花芯が膨らんできました)


フレッシュハーブティーには、カモミール、レモンバーム、ミントが入っています。

今回のミントは、

スペアミント

アップルミント

パイナップルミント

が入っていますよ。

どうぞお試しください。



さて、きょうは栖本地域のイベントがありました。

お大師さま参りののぼり


栖本にも数箇所、お参りできるところがあったのですが、少しずつやめてしまう地区が出て年々さみしくなってきているようです。人口減少はとめようがありません。


お大師さまを祭ってある祭壇を開けて、お参りに来られた方々にお茶とお弁当を配る、というもの。

お大師さまの祭壇

皆さま、前日から掃除やセッティングをされて、お弁当用の料理も作って準備。

今朝もお弁当詰めやお茶の用意で準備万端でした。

お大師さま参りの準備

雨のためかお参りに来られる人はまばら。

それでも時々、車を止めて立ち寄ってくださいました。(お茶を飲みながら、ほのぼの~♪)


昼すぎごろからテーブルを出して、我々の宴会♪です。

皆さん、1品持ち寄りなのですが、テーブルに所狭しと料理が並ぶのはいいものですね~♪


精進料理を、というお題?なので、肉、魚は使えません。案外、難しいものですね。

わたしはストックの高菜漬けを巻いたおにぎりにしようと思って炊飯器のタイマーをセットしておいたのですが・・・朝は時間がなく断念(昨夜の飲み会が~)

飲み会の合間に作っていた里芋の煮物とひじきの煮つけを持って行きました。(里芋は煮崩れたケド作っておいて良かった~汗)


雨降りを眺めながら、の~んびりと料理を食べて、おしゃべりして、笑って、お茶を飲んで。

なんだか異次元にいるみたいな不思議な感覚でした。


夫はたらふくお酒を飲んで(飲まされて?)、「昼に飲む酒はキツイ~」(飲み続けるならいいけど、眠くなって寝た後がキツイ、と。笑)と言っておりました。

芍薬とアマリリス



前へ  10 11 12 13 14 15 16  次へ ]      79件中 66-70件