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1週間ぶりの更新です。

東京の家に行っておりました。

・・・そう、ちょうど天草が大雪に見舞われていたころ。

東京でも雪になる予報でしたが、なんと連日の快晴!

テレビの画面で、九州での大雪を見ておりました!!


・・・タイミングよく天草にいなかったのでタイムリーなレポートができず

残念だったのですが。

(積雪が40cm、と聞きましたが!)


なので、心配だったのが畑のハーブと野菜たち、

それと水道管が破裂していないか、

ということでした。


きょう、熊本市内から天草に帰ってくる途中、上天草まではほどんど雪もなく、

なぁ~んだ,ほどんど溶けちゃっているんだ~~~と思っていたのですが、

天草市内に入ってくると、だんだんと雪が路肩に積もっているのです。

そして畑や田んぼにも雪がうっすらと残っていて、田んぼも水浸し・・・・・


ですが、天草はやはり暖かいのでしょうね。

東京では18日に降ったという大雪が、帰る27日になってもしっかりと残っていましたから!

関東は冬はよく晴れるのですが、空気がキンッと冷えていて朝晩は特に寒いんです。


東京での滞在は荷物の整理や掃除であっという間に終わってしまいました。

そして1年以上も水やりをしていなかった庭やベランダの植物たち。

地植え以外のはほとんど枯れていましたが、

なんと元気に生きていたのが!

ローズマリー、ラベンダー、オリーブ

(伸び放題でボサボサでしたが)


それで、ラベンダーは挿し木にしようと切って持ち帰ってきました。

デンタータラベンダー

(四季咲きのデンタータラベンダー)


前日に水挿しをして、飛行機で一緒に乗って帰ってきました。


自宅に帰ると水道管は無事!

夫が周りのお宅も見て回って(別荘地なのでほとんどいらっしゃらないので)

この地区は大丈夫でした。

残雪

(庭には一部、雪が残っています)


ですが、天草のあちこちの地区ではきょうは夜から朝にかけて断水です。

ここも今夜9時から翌朝の6時まで断水。

(水、溜めています~)


寒さに弱いハーブは、いくつかダメになったりしていました。

アロエ

アロエはぐにゃ~と倒れています。

大丈夫?復活するかな?


ダメになったハーブ、辛うじて耐えたハーブ。

次回、お伝えします。






ローズゼラニウム:フウロソウ科 草丈30~70cm

南アフリカ原産の多年草。和名はニオイテンジクアオイ

ローズゼラニウム

(中央に固いつぼみが)


全草にバラのような香りを持っています。

バラと同じ成分ゲラニオールを含み、香料原料として改良、開発されてきました。

日本では1943年から鹿児島県、香川県、愛媛県で栽培され、精油生産が行われてきたようです。


*育て方ワンポイント:成長が早く根が鉢いっぱいに回ってしまうので、年に1回植え替えすると良いです。半耐寒性なので、冬は霜に当たらない場所に置いてください。過湿に注意。


*食べ方アドバイス:葉を焼き菓子に貼り付けて焼くと、香りと模様が付いてアクセントになります。

ローズゼラニウムを貼り付けたマフィン

(マフィン型に葉っぱを入れて焼いくと、ローズの香りが移る。葉はこのまま食べられる)


ゼリー、ハチミツ、に漬けて香りを移します。葉は風味が抜けてしまうので取り出しておきます。

花は、サラダに散らしたり、デザートに添えると華やか。



*ひとことエピソード*

我が家のローズゼラニウムを株分けして、義父が車で持ち帰ったときのこと


「いや~いい匂いだねぇ~車の中がすごくいい匂いだったよ!(そうでしょ♪そうでしょ♪)やっぱりジャスミンは匂いがいいね~(えぇっ???)」


ジャスミンの花は終わっていて、匂いは無いはず・・・・・


そう、ゼラニウムの匂いとは思わなかったんですね!観賞用のゼラニウムは匂いが強くてちょっとくさいですよね。

ジャスミンは甘くていい匂い、っていうイメージですから、いい匂い=ジャスミン、と思ったのでしょう。


この時のローズゼラニウムには花が咲いていませんでした。ですが葉っぱにもローズのような香りを持つのです。

葉っぱをこすると香りが立ちます。ですが、車の中でそんなにも香りが立つとは思いませんでした。運転中は神経を使いますから、こんなよい香りを嗅ぐとリラックスして良いかも知れません。



酷暑、といってよいのでしょうね。連日、気温が35℃超えです。

高温が苦手なハーブたちは、生育を止めてエネルギーを温存しているようです。がんばって!この暑さももう少しで終わるから!と祈るような気持ち。


そんな中、レモンバームの花が咲き出しました。とっても小さな小さな花。

(白いのが花。黄色いのはつぼみ)

メリッサの花

学名がメリッサ(melissa officinalis)は、ギリシャ語では蜂のことです。蜜源植物として

花壇に植えることができます。


この精油の香りは素晴らしく、わたしはハーブを習いたてのころ、レモンバームのドライハーブを買って最初ににおいをかいだ時の感動!は忘れることができません。

バームはバルサム(芳香性樹皮)が省略されたものです。ですが、長年ハーブを扱っていても、最初にかいだレモンバームの素晴らしい香りにはなかなか出会えないのです。


*その年の気候や、刈り取りの時期、タイミング、育てられた土地によって香りが変わるのです。

乾燥や保存には高温60℃以上になると香りが抜けてしまうのです)


また、レモンバームの精油の含有量は非常に少ないのです。(0.05%。ちなみにラベンダーは1.5%!)ですので、エッセンシャルオイルがとてもお高いのがわかります。蒸留されて、香水の原料に使われたりしています。

 

内用としてハーブティーで頂くとお手軽ですよね。

とても薬効の高いハーブですので、古くから植物療法に取り入れられています。特に神経性のトラブルに重用されて、ヒステリーやパニック、神経性の緊張からくる不眠、神経性胃炎、などに処方されています。最初にレモンバームの薬効に注目したアラブ人は、「バームは脳の働きを高め、悲しみを追い出す」と言い、ヨーロッパに伝えていったと言われています。


さて、料理法ですが、レモンの風味を活かしてサラダに入れたり、ドレッシングなどのソースに入れて香りを移して作ったりします。

抽出した液(ハーブティーを濃くいれたもの)を使ってジュレやシャーベットなども爽やかです。


4月からとれたて市場さんにハーブ野菜や寄せ植えを置かせて頂いています。

お買い上げいただいている方々に、こころよりお礼申し上げます。


さて、約3ヶ月近く経ちましたが、4月、5月のハーブの生長は驚くばかりでした。

4月の初出荷は、コリアンダー、ディル、イタリアンパセリ、ビーツ、ブーケガルニ、でした。

コリアンダーは一時、秋まきのものが終わりましたが、現在春蒔きの苗を出荷しています。

イタリアンパセリ、ビーツは、生育は遅いですが少しずつ今も出荷しています。

ハーブ野菜の店頭販売

ディルが、すごい勢いで生長して、あっという間に終わっていたのです!

(出荷時期が、記録を見たら4/10~4/25でした)

途中でディルフラワーも出荷していました。

ディルの花

爽やかな香味で、「花ごとポテトサラダに!」のキャッチコピーを付けていました。


現在はシードを取って、スパイスとして出荷中です。

ディルシード、とれたて


その次に出しているのが、ボリジとルッコラの花、それとセルフィーユ(チャービル)です。

野菜コーナー、ボリジとルッコラ

ボリジの花がとても美しくわたしは好きなのですが、食用花として受け入れてもらえるかな~?と心配していました。意外と多くの方に買っていただいたのでとてもうれしかったのでした。

ボリジも4月いっぱいで販売終了。5月に入ってからもポツポツとは咲いていたのですが、耕さなければならないので潔くバッサリと切りました。種がたくさん取れたので、販売にできるかどうか検討中です。


セルフィーユは5月いっぱいまで出荷できましたが、気温が高くなると生育がにぶくなり、病害虫に弱くなるので一旦終了です。再開は秋になります。

セルフィーユ


楽しかったのは、カモミールのフレッシュティー用の束を作っていたとき♪

フレッシュハーブティー(カモミールなど)

カモミールの味が苦手、という方でもフレッシュを飲むと違います。青りんごのようなフルーティーな味わいなので、ドライの時の薬草のような苦味がありません。(ほのかな苦味なのですが)

ミントやレモンバームと一緒に束にして、楽しく作っていました。

これは2週間ほどで終了でしたので、ほんとうに期間限定の春の味ですね。

フレッシュティー


5月に入ると、マロウ茶、コーンフラワー(ヤグルマギク)、ナスタチューム、などを出荷しています。

このことは次回に書こうと思います。




雨が降る前の畑仕事。


畑仕事復帰して2日目。何とか雑草抜きや追肥に間に合いました。予報どおり夕方から雨が降り始め、今週は雨が続きそう。九州では梅雨入りしたようです。


畑ではディルの種子が次から次へと熟しています。カメムシが好きなハーブなのです。

カメムシが飛来してきています。

ディルの花とアカスジカメムシ

 


オレガノの花が咲きそう・・・ちょうど収穫のタイミングです。


条件のよいタイミングで収穫するのは香り高いドライハーブを作るための条件なのです。湿度の高い日本では難しいのですがね・・・

花ごと茎を切って、束にして、きょうはとれたて市場さんへ出荷しています。初出荷のハーブです。

初出荷、オレガノ

逆さにしてキッチンの調理をする近くに吊るしておいてください。徐々にドライに乾いていきます。使う度に摘み取って料理に加えると便利です。茎の部分が赤色なので、ドライにして葉と茎をミキサーで砕くと、グリーンに赤茶色が混ざったキレイなドライハーブが出来上がります。ポプリ作りにも使うことができます。

オレガノをドライに

(キッチンに吊るしています)

トマト料理によく合うので、トマトソースやミートソースに入れると風味豊かになります。


生の葉でも使えますが、ドライにすると香りが強く立つので味が濃いものの風味付けにピッタリです。バジルとのミックスもよく合うので、一緒に使ったレシピも多くあります。


オレガノはワイルドマジョラムとも呼ばれますが、マジョラム(スィート)よりシャープで強い香味です。オレガノはギリシャ語で「山の喜び」を表す言葉からきていて、ギリシャの結婚式では新郎新婦が幸せのシンボルとしてオレガノの冠を被る風習が残っているようです。


ハーブティーにもできますよ。頭痛を和らげる鎮静作用があります。船酔いにも飲むとよいようです。


ドライハーブを作りながら、料理、お茶に利用してみてください。



 


 


 


 


 


 


                       


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