市販のハーブティーはドライにしたティーバッグが多いですが、この時期ならではのフレッシュハーブティー(生葉)を味わいたいものです。
ドライにすると薬草のような味わいでも、フレッシュはさわやかな味わいで飲みやすいのです。
美味しく入れるポイントは、ハーブによって抽出時間を調節すること。ミントのように味が強く出やすいハーブは3~4分ほど。レモン系のレモンバーベナ(ベルベーヌ)は3~4分でよく出ますが(フィンガーボール用には5~6分)、レモンバーム(メリッサ)は少し長めで4~5分、レモングラスは出にくいので5~6分となります。
えっ!?抽出時間がバラバラじゃ、ブレンドした時に何分蒸らしたら良いの?と思いますが、時間を合わせるために出やすくなるよう工夫します。
一番出にくいレモングラスは、乳鉢でたたいて香りを出したり、ハサミで細かくカットして香りがでるようにします。イネ科ですので手を切らないように注意してください。
レモンバームは手でちぎって入れると早く抽出されます。
(チコリの花)
レモンバームやレモングラス、アップルミントやスペアミント、ホワイト(ブラック)ペパーミントなどレモン系、ミント系のハーブティー(ハーブ酒)レシピをご紹介します!
《レモニーミントティー》
レモンバーム : アップルミント : ホワイトペパーミント : レモングラス
2:1:1:1の割合で入れる。
レモン系、ミント系の種類は好みでアレンジ可能)
《レモニー・ミントティーのアレンジ(ゼリー)》
レモンバーム ・・・ 10cm×2本
アップルミント(又はホワイトペパーミント) ・・ 10cm×1本
レモングラス ・・・ 30cm×1本
熱湯 ・・・ 600ml
砂糖 ・・・ 50g
ゼラチン ・・・ 11g
コアントロー(オレンジのお酒) ・・ 小さじ1
レモン汁 ・・・ レモン2分の1個分
・レモンバーム、アップルミント(ホワイトペパーミント)、レモングラスをポットに入れ、熱湯を注いで4~5分蒸らしてティーを作る.。
・こして砂糖を溶かしいれ、ゼラチンを入れて溶かす。
・冷やしながらコアントロー、レモン汁を入れ混ぜる。
・型に入れて冷蔵庫で冷やして出来上がり。
《モロカンティー》
モロッコで愛飲されているミントティーです。
スペアミント(又はブラックペパーミント)の生葉:中国緑茶を、3:7(又は4:6)の分量でポットに入れ、熱湯を注ぎ、角砂糖を入れて甘みを付けてできあがり。
《モヒート》
ブラックペパーミント(又はスペアミント)・・・10cm×1~2本
ライム ・・・ 4分の1個
砂糖 ・・・ 小さじ1
水 ・・・ 小さじ1
ラム酒(ホワイトラムなど)・・・ 大さじ1
炭酸水 ・・・ 200ml
氷 ・・・ 適量
グラスにミント、ライム、砂糖、水をいれ、スプーンの先でつぶして香りを出し、ラム酒、炭酸水、氷を入れて出来上がり。
《ミントジュレップ》
ジュレップとは苦い薬を飲んだ後、口直しのために飲む甘みのある飲料のこと。
スペアミント(又はブラックペパーミント)・・・10cm×1~2本
砂糖 ・・・ 小さじ2
ミネラルウォーター ・・・ 30ml
氷 ・・・・・適量
ウイスキー(バーボンなど) ・・・ 適量
グラスにミントを入れ、スプーンの先でつぶす。
ミネラルウォーターと砂糖を加えてよく溶かす。
氷を入れ、ウイスキーを注ぐ。
アイスティーを作ったら、ハーブのアイスキューブも作ってみてください。
作り方は簡単!ミントの葉っぱやレモンバームの葉を製氷皿に入れて凍らせるだけ。
グラスに浮かべるとグリーンが映えてきれいです。
(チコリの花を入れて凍らせたもの)