前回は、4月に出荷したハーブについて書きました。春先のハーブの生長はめざましく、速いサイクルで最盛期を迎え、あっという間に終わっていったのでした。
5月に入ると、マロウ、コーンフラワー、ナスタチューム、など鮮やかな色の食用花が咲き、市場の店頭に出荷させていただきました。
この中で春限定は、コーンフラワー(ヤグルマギク)です。
秋まきの1年草ですので、霜が降りる前にしっかりとした株に育てて冬越しさせます。背が高くなるので支柱が必要です。5月下旬に出荷して、3週間ほどで出荷を終了しています。
この時はまだ咲いてはいたのですが、梅雨に入ってからは花が雨に濡れて乾くことができなくなっていました。過湿に弱いこともあって草姿が乱れてきたので、6月中旬にはバッサリと刈り取って終了といたしました。
ヤグルマギクはドイツの国花にもなっているすばらしい青ですので、もうちょっと鑑賞していたかったのですが日本の梅雨の気候では本来の魅力が発揮できないですね。
ナスタチュームは高温多湿にとても弱いので、梅雨時期を乗り越えられるかどうかがポイント。
でも梅雨が明けても高温が続くと株が小さくなっていきます。水遣りをなるべく控えて、半日陰の場所に置いてなんとか夏を乗り越えられるかどうか、というところ。半日陰の場所、という条件もなかなか難しいのです。
コーンフラワーと同じ時期に出荷していて、現在も時々、少しずつですが出荷しています。そろそろ終わりかな?あと1回か2回ほどです。再開は9月以降です。
マロウは乾燥気味の環境にしてあげればたくましく育ってくれるハーブです。
しかし、連日の雨でしたので・・・かなりダメージを受けました。もしかして?と思って挿し木もいくつか挿していました。
なんとか復活してくれまして、来月には再出荷できるかも?です。
次回は、4月の初回から出荷し続けていたビーツについて。もう今月で終了ですが、当園では一番のロングラン野菜でした。
他に、サラダバーネット、ルッコラ、フェンネル、について、今までの経過と今後の予定について書きたいと思います。