【 特徴 】
爽やかな芳香とほろ苦い風味があり、ピザ、パスタをはじめ、肉・魚介料理、煮込みのブーケガルニ、ドレッシングなどに利用されます。パンやバターに練り込んだり、油や酢に漬け込んで香りを浸出させたハーブオイルやハーブビネガーなど、用途は広いです。料理以外にリースやポプリなどのクラフトにも利用されます。ドライにして使うと香りに甘みが増します。
タイムにはチモールという成分が含まれており、強い殺菌効果と抗ウイルス作用を備えています。のどが痛いときや風邪・インフルエンザなど感染症を予防したいときには、タイムを入れたハーブティーをうがい薬として使用すると効果的だと言われています。
【 レシピ集 】
《ドライタイムの作り方》
1. タイムを洗って、茎から葉をしごいて葉だけをお皿にひろげる。
2. 1分ごとに様子を見ながらカラカラに乾燥するまで電子レンジにかける。
3. 調味料入れの容器に乾燥剤と一緒にいれてできあがり。
《白身魚の香草焼き》
<材料>
鯛等の白身魚、ホワイトペッパー、塩、サラダ油、小麦粉、レモン、バター、タイム、スィートバジル、パセリ、付け合せ野菜
<作り方>
1. 白身魚は骨を抜き、ホワイトペッパー、塩をふってしばらく置く。
2. フライパンにサラダ油、タイムを入れ火をつけ香りを出す。1の小麦粉をつけた魚を皮目からこんがり焼く。
3. お皿に2の魚をのせ、レモンの輪切りを重ねて置き、みじん切りにしたタイム、スィートバジル、パセリをのせ熱したバターをかける。
4. 付け合せ野菜を盛り、お召し上がれ!
《トスカーナ風フレンチフライー》
ローズマリーを参照。
《ハッシュドポテト》
<材料>
じゃがいも、塩こしょう、タイム、サラダ油、タイム
<作り方>
1. じゃがいもは皮を剥いて5mm角ぐらいに切る。
2. 水に一切さらさずに、そのまま耐熱容器にじゃがいも、タイムと水(大さじ2)を入れ、ふわっとラップをかけてレンジで7~8分加熱。普通に潰れる程度までできたらスプーンで半潰しにする。味を見ながら塩・こしょうを混ぜ、丸く平べったくして、冷ます。
3. 多めに引いた油で2を両面カリッとキツネ色になるまで揚げて、熱々をお召し上がれ!